3.工事で交通渋滞を起こさないために、どんな工夫をしているの?
福岡市が行う道路工事と占用事業者が行う占用工事を把握して、無駄な道路の掘り返しや経費の無駄遣い、交通渋滞の原因になる路上工事を出来るだけ少なくするよう工事計画の調整を行っています。 耐久性のあるアスファルト舗装工事が行われると、その後の5年間は、道路の掘り返しを規制していますので、占用工事は、来年以降に予定していた工事でも前倒しして工事を実施する必要が生じることになります。 ○年間道路調整会議 4回/年 ○中長期道路調整 1回/年 |
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路上工事は道路上で行われることから、どうしても交通規制を行わずに工事を行うことができないため、工事を始める前には工事の必要性をきちんと説明して、皆様に十分な理解をしていただくことが大切であると考えています。
現在、ドライバーや歩行者に対しては路上工事の影響を出来るだけ回避していただくよう路上工事の現場付近に工事情報をお知らせする工事予告看板や迂回路案内看板等を設置し、また住民の方々に対しては市政だよりやポスターを掲示することによって道路工事の必要性などをお知らせする等の対応をとっています。
工事情報の提供については様々な方法があると考えておりますので、より効果が期待できる手法の検討を行っていきます。
福岡市が管理する国道、県道及び幹線市道(昼間交通量2万台以上)では、道路利用者に配慮した路上工事の実施に向けて、交通が集中する時期に応じて路上工事を中止又は抑制する日を定めています。
箱崎宮放生会・年度末(3月)等
交通規制を伴う道路で行われる工事を抑制します。(この時期に行うべき工事以外の工事を除きます。
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ゴールデンウィーク・お盆・年末年始
交通規制を伴う道路で行われる工事を中止します。(緊急でやむを得ない工事及び一時的な交通規制の解除が困難な工事を除きます。
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路上工事を行う時間帯や交通規制は、自動車の交通量や工事を行う地域の実情により内容が変わります。 昼間工事は夜間工事に比べ、工事進捗が早く安全で経済性も優れているのですが、自動車の交通量が多い幹線道路は交通への影響が大きいことから、交通量が少ない夜間の時間帯を中心に工事を行っています。 また、地域の補助的な幹線道路や住宅地の生活道路の工事では、「通行止め」などの交通規制が行われても、その道路の代わりになる迂回路が確保されていれば交通への影響が少ないために昼間の時間帯に工事を行っています。 |
路上工事を行う場合はどうしても騒音が発生することがあり、地域の住民の方に大変なご迷惑をおかけすることもあります。住宅地の場合は夜間の騒音に、学校等が近くにある場合は昼間の騒音に特に注意を払いながら工事を進めています。 |
非開削工法とは、地面の下をモグラのように穴を掘っていく工法で推進工法とシールド工法などがあり、地下鉄の工事や大規模な下水道排水管の工事等で用いられています。 これらの工法は道路を掘削する面積が最小限で工事ができますので、自動車の交通量が多く交通渋滞が見込まれる場合等に用いられています。 |